応募書類を読んでくれる、面接で話を聞いてくれる“相手”を意識することが大切です。
ただ、ここで注意してほしいことは、“相手”を意識することは、“相手”に“評価される”ことを書いたり、言ったりするのではなく、自分の伝えたいことを“共感してもらう”ことをしっかり考えることです。自己PRでは、”~性があります”、”~力があります”、”~的です”と表現しがちです。でも、これはあくまでも自己判断です。それを読んだり、聞いたりした相手は、相手の基準で判断します。自分の伝えたいことを具体的なエピソードで裏づけすると、相手も同じ観点から物事を見てもらうことができます。
また、いきなり“自己PR”を探すと、迷路にはまって人も多く見られます。
まずは、
好きなこと、嫌いなこと、“なぜ?”好きなのか、嫌いなのか…
楽しいこと、悲しいこと、“なぜ?”楽しいのか、悲しいのか…
印象に残った出来ごと、“なぜ?”印象残っているのかと…
何度も“なぜ?”を繰り返し、“そうだったのか”と“気づき”を積み重ねていきます。そうしているうちに、自分の価値観、倫理観や人生観の発見につながっていきます。また、仕事を通して企業に貢献することで、日本の社会や世界とどんな風につながっていきたいかも考えられるのではないのでしょうか。
“伝えたい”自己PRを見つけることができれば、そもそも“評価される”自己PRが無意味なことと気づくのではないかと思います。