留学生の就職活動の行動パターンから見えてきたもの

留学生の就職活動の行動パターンから、留学生を5つのタイプに分類できます。
なぜ、就職活動開始が早い方が良いのか、開始が遅れる・中断する人はどんなタイプかが明らかなりました。
また、早くてもダメなところがあったり、遅くてもなんとかなることもあります。

 

1. 準備完了型

就職活動が開始すると同時に、応募書類等を提出できるまでに準備ができている人です。内容は、自分の判断基準にもとづいたもので、主体的に行動に移すことができます。早くから、志望度の高い企業からの内定を得られるでしょう。

 

2. 行動優先型

就職活動が開始と同時に、応募書類等を提出することはできません。ですが、活動しながら結果を検証し、次の行動へ結びつけることができます。自分の判断基準が見えてくると、徐々に選考が進み、納得した就職活動で終えることができます。

 

3, 見せかけ型

準備が万端にできていると思い込んでいる人です。しかし、内容は就職活動対策本等の情報から得られた一般論に過ぎず、自分の判断基準はありません。応募の機会は確保できているので、自分が意図しない企業から内定をえられることもあります。しかし、内定先企業は人手不足解消のため採用した可能性が高いように見受けられます。

 

4. 遅延・中断型

就職活動開始が遅れることで機会を損失し、結果、なかなか内定にいたりません。しかし、主体的に行動できないから就職活動の開始が遅れるのであって、機会が与えられれば内定を得られる人と、私はとらえていません。開始時期が遅いからダメだったのではなく、行動ができなかったのはなぜかを考える必要があります。

 

5. 学業最優先型

日本での就職を希望しているものの、学業を最優先にします。したがって、卒業・修了後のかなり遅れた時期に就職活動を開始させます。しかし、中には行動優先型のように、企業に応募しながら自分の方向性を明確にして、最後には内定にいたるケースもみられます。ただ、応募する企業がすでに限られているので、機会を大きく損失していることは否めません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

分類することで見えてきたのは、納得した就職活動を終えるために大切なことは、企業を選びの判断基準や今後の自分のキャリアを考え、主体的に行動できるかということです。

とはいうものの、納得した就職活動で終えられた人でも、残念ながらブラック企業に入社することもありえます。しかし、そういった人は、経験が転職活動に活かせるので、2社目、3社目に良い結果が得られる可能性は高いでしょう。また、母国や第3国での就職活動にも活かせると信じています。

 

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