日本で働くとき、日本の会社には長いあいだ大切にされてきた習慣があります。
ただし、そのすべてに無理に合わせる必要はありません。
大切なのは、日本の職場で重視されやすいことと、無理に受け入れなくてもよいことを分けて考えることです。
その違いが見えてくると、働きやすさも少し変わってきます。
1. 大切にされやすいこと
あいさつを大切にする
日本の職場では、「おはようございます」「お疲れさまです」などのあいさつが大切にされます。
毎日のあいさつは、小さなことのように見えても、人間関係を作るきっかけになります。
チームで働くことを意識する
日本の会社では、一人で進めることよりも、まわりと協力しながら仕事をすることが大切にされる場面があります。
困ったときに助けを求めることや、できる範囲でほかの人を手伝うことも、その一つです。
報告・連絡・相談をする
仕事の進み具合や問題があったときに、上司やチームに早めに伝えることは、日本の職場でよく重視されます。
特に、何かを決める前に相談しながら進めることは、大切な考え方の一つです。
時間を守る
会議の時間や締め切りを守ることは、信頼につながります。
日本の会社では、時間を守ることが、仕事の内容と同じくらい大事に見られることがあります。
敬語を使う場面を知る
完璧な敬語を話す必要はありません。
ただ、上司やお客様に対しては、ていねいな言葉を使おうとする姿勢が大切です。
たとえば、「ありがとう」より「ありがとうございます」のほうが、その場に合った言い方になることがあります。
大切なのは、難しい敬語を覚えることより、相手や場面に合わせて言葉を選ぶことです。
2. 無理に合わせなくてもよいこと
長時間の残業
昔は、長く働くことがよいと考えられることもありました。
しかし、今は無理な残業をしない会社も増えています。
長く働くことそのものよりも、自分の健康を守りながら働くことを大切にしてよいのです。
飲み会への参加
仕事のあとに飲み会がある会社もあります。
参加することで同僚と話しやすくなることはありますが、必ず行かなければならないものではありません。
行きたくないときは、ていねいに断っても大丈夫です。
日本人のようにふるまうこと
日本の会社で働くからといって、日本人のようにふるまう必要はありません。
自分の文化や考え方を大切にしながら、日本の仕事の進め方を学んでいくことが大切です。
必要なことまであいまいにすること
日本では、はっきり言わないほうがよい場面もあります。
しかし、仕事では、大切なことをきちんと伝える必要があります。
「できません」「分かりません」と伝えることは、悪いことではありません。
必要な場面では、あいまいにせず、はっきり伝えることも大切です。
まとめ
日本の会社には、大切にされたり、期待されたりする習慣があります。
その一方で、すべてをそのまま受け入れなければならないわけではありません。
自分を無理に変えるのではなく、大事なことを理解しながら、自分らしく働いていくことが大切です。

