留学生の日本企業への就職率は気になるところかと思います。
入管が発表する留学生の日本企業等への就職状況と、日本学生支援機構の外国人留学生進路状況・学位授与状況調査で卒業(修了)生数が分かりますので、留学生の就職率を推測することができます。
2015年のそれぞれのデータから推測してみましょう。「留学」の在留資格から就労できる資格(人文知識・国際業務・技術、経営など)へ資格変更をして認可された人は15,657人で、卒業(修了)の留学生が42,643人ですから、単純に計算すると留学生の就職率は約37%です。卒業(修了)生の全員が日本での就職を希望してないので、インタビューやアンケート結果では日本で就職を希望する留学生に焦点を当てて、就職率を推測しています。希望の度合いも個人差がありますので、就職率は50%から60%位と幅のある数値で推測されています。
この数値をどうとらえますか。確かに、日本では自分で自由に会社や職業を選択(在留資格のことを考える必要はありますが…)できます。しかし、まずはデータから現状を理解することが必要です。