留学生と自己分析(2)

内定をゴールと考えている間は、いくら自己分析をしても無駄と考えています。企業に合った、あたかもそこに答えがあるように、自分探しをしてしまうからです。
しかし、”自分はどんな人間”を言語化して、自己PRや志望動機へとつなげていくことは必要です。ですので、これまで留学生と相談してきた経験から、試してほしいくつかの方法を述べていきます。

自分史をつくる

幼少期、小学校、中学校、高校、大学を時間軸に分ける

好きだったこと、嫌いだったこと
*どんなところ、なぜ?
印象に残った出来事、言葉(映画、小説なども含めていろいろ)
*どんなところ、なぜ?
日本とのかかわり
*きっかけ、なに?

自己PRとエピソードのまとめ方を参照してください。

アプローチ方法を変えてみる

最近、こんな質問を留学生に投げかけたところ、その人となりが見えてくる、おもしろい話がでてきました。

今まで生きていた中で辛かったことはなんですか?
・いつ、何があったのか具体的なエピソード
・どのように辛かったのか
・どのように乗り越えたのか
(そのまま放置していたエピソードはさすがにNG)

直接、自分の長所は?短所は?と考えても、でてこない人の方が多いのではないでしょうか。私も自分でやってみようすると、全くできません。
それよりは、違った角度からアプローチしていくほうが、ひとりひとりのオリジナリティあふれるエピソードがでてくると思います。

考えたらすぐに答えがでるものでもありません。一気に答えを出そうとしないことです。
また、良いことや立派なことを探そうとしないで、あえて”辛かったエピソード”といった、ネガティブな設問を自分に問いかけてみるのも一つの方法です。
ネガティブな質問は、最後のまとめのところで、克服した、あるいは克服しようとしているという前向きな表現をすることは必要です。

このように”自分はどんな人間”を言語化するプロセスで、自分の興味や関心が浮き上がってきた人たちを多く見てきました。時間をかけて、いろいろな方法で試してください。

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