留学生の自己PRとエピソードのまとめ方

できるだけ具体的なエピソードを使って、自己PRをまとめると伝えてきました。
エピソードは、なにか特別すぐれたことではないとダメかなと考えがちです。しかし、企業はエピソードそのものを重視しているわけではありません。エピソードを通して、”どんな人間なのか”の根底にある人生観、価値観、仕事観などを知りたいのです。入社後、どのように仕事に取り組み、同僚や上司と協働できるのかを想像したいのです。エピソードをまとめるときには、経験によってどのように自分の考え方に影響を与えてきたのかを表現するものと考えてください。エピソードそのものは、ある一定の時期、場所、人との関係で起きたことかもしれません。しかし、それら経験によって影響を受けた過去の自分、現在の自分へと連続してつながっていることも頭に入れておいてください。
日本企業が大学での成績や研究結果よりも”どんな人間なのか”に重視している採用システムは、判定基準があいまいで、どうすれば良いのかと戸惑うでしょう。採用基準に対するこれが正解というものが全くないのです。採用する側の企業と応募する側の留学生の組み合わせで、いろいろな判定基準が考えられます。企業が”能力”ではなく、”人柄”で判定しているということは、見方によっては、自分と相性の良い企業を探す手助けをしてもらっているとも考えられます。
エピソードの最初を、”こういう行動によってこのような自分の考え方になった”、あるいは”このような自分の考え方だからこういう行動をした”のいずれかにしてみましょう。

 

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