導入:「がんばりました」だけにしない振り返りの日本語
年末の面談や新年のタイミングでは、この1年を振り返る場面があります。
そのとき、「がんばりました」で終わらせず、できるようになったこと・課題・次の一歩を一言ずつ整理して伝えると、評価や今後の話につながりやすくなります。
会話モデル
登場人物
- 佐藤部長(上司)
- アンさん(部下)
佐藤部長:
この1年を振り返って、どうでしたか。
アンさん:
はい。まず、◯◯の業務を一通り、一人で対応できるようになりました。
佐藤部長:
それはよかったですね。
アンさん:
一方で、△△については、まだ判断に時間がかかる場面が多いと感じています。
佐藤部長:
確かに、そこはこれからですね。
アンさん:
今年は、その点を意識して経験を増やし、よりスムーズに対応できるようにしたいです。
佐藤部長:
いい視点ですね。少しずつ任せる場面も増やしていきましょう。
ミニ解説
1. 会話の流れ(構造)
この順番にすると、前向きな振り返りになります。
- まず できるようになったこと を伝える
- 次に 課題・難しい点 を一つ挙げる
- 最後に 次の一歩・意識したいこと を述べる
2. 振り返り+次の一歩の定番フレーズ
-
「◯◯の業務を一通り、一人でできるようになりました」
成長を具体的に伝える表現です。 -
「一方で、△△はまだ時間がかかってしまいます」
課題を落ち着いて示せます。 -
「今年はここを強化したいと考えています」
次の行動につなげる言い方です。
3. バランスの取り方
NG例
「まだまだできていないことばかりです。」
→ 反省だけに聞こえやすい。
OK例
「できるようになった点もありますが、次は◯◯を伸ばしたいです。」
4. ミニ練習アイデア(セルフチェック)
次の3行を、それぞれ1文ずつ書いてみましょう。
- 今年できるようになったこと
- まだむずかしいこと
- 次にやりたいこと
面談では、この中から必要な部分だけを話せば十分です。

