転職っぽく聞こえない?興味分野を共有するときの日本語

導入:同僚との雑談で「興味」をシェアする意味

同僚とのランチや休憩中の雑談では、仕事の話題から少し広がった話をすることがあります。

「実は、こういう分野にも興味がある」と軽く伝えておくと、情報をもらえたり、思わぬつながりが生まれたりすることもあります。

ここでは、言いすぎず、重くならない伝え方を確認します。


会話モデル

登場人物

  • 佐藤さん(同僚)
  • アンさん

佐藤さん:
最近、業務も少し落ち着いてきましたよね。

アンさん:
そうですね。少し余裕が出てきました。

佐藤さん:
アンさんは、今の仕事以外で興味がある分野ってありますか。

アンさん:
実は、前からデータ分析の分野に少し興味があって。

佐藤さん:
そうなんですね。どうしてですか。

アンさん:
今の業務で数字を見ることが多くて、もう少し深く理解できたらと思ったのがきっかけです。
今は、空いた時間に簡単な資料を読んだりしています。

佐藤さん:
なるほど。それは今の仕事にも役立ちそうですね。

ミニ解説

1. 会話の流れ(構造)

この会話では、以下の流れになっています。

  1. 雑談の流れから話題が変わる
  2. 興味を一言で伝える
  3. 質問が来たら、理由を短く補足
  4. 「今やっている小さなこと」でしめる

2. 興味・関心を伝えるフレーズ

  • 「実は、前から◯◯に興味があって…」
    軽い切り出しに使える表現です。
  • 「いつか〜にも関わってみたいと思っています」
    将来の可能性として伝えたいときに便利です。
  • 「今は、少しずつ〜しています」
    本気すぎない印象を保てます。

3. 言いすぎないためのポイント

NG例

「今の仕事より、◯◯の分野のほうが向いていると思います。」

→ 転職希望のように聞こえやすい。

OK例

「今の仕事は続けながら、その上で◯◯にも興味があります。」


4. ミニ練習アイデア

次の3点を日本語でメモしてみましょう。

  • 今、興味があること(1つ)
  • 興味を持ったきっかけ
  • 今やっている小さな行動

会話では、全部言わず、必要な部分だけ使えば十分です。

門永 美保

ビジネス日本語講師

日本語教師養成講座420時間修了。2015年4月から現在まで、京都府内大学の留学生を対象としたビジネス日本語の講義で非常勤講師を務めています。

2023年からは日系企業に就職したい・就業している世界中の人へ向けたビジネス日本語のオンラインレッスンを展開。

留学生の就職支援業務の経験もあり、ビジネスマナーも含めたアドバイスを行えます。

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