企業が面接をする目的は、企業にとって必要な人材かどうかを直接会って判断するためです。エントリーシートや筆記試験だけではなかなか分からない、応募者の人柄を面接で確認します。応募者の雰囲気やコミュニケーション能力、職場で力を発揮できるかどうかを、質問を通して見極めようとしているわけです。また、応募者が企業に入社する意欲があるのかも確かめています。一方、応募者にとっても、自分が働くことができる職場かどうかを確認できる機会になるわけです。緊張するのは当たり前。少しでも落ち着いて面接を受けるために、今からできるところを準備していきましょう。
企業の面接は、個人面接、応募者が数名以上で受ける集団面接、与えられたテーマについて討論するグループディスカッション(GD)などがあります。面接の形式に合わせて対策をとることが重要ですが、今回は面接前の準備と面接当日の動きを簡単に紹介します。
面接の流れ
◆ 面接前の準備
◇ 面接に持参するもの
応募書類、証明書、筆記用具など
◇ 面接の回答について
自己分析は終えているか?
業界・企業研究はできているか?
自己PRの骨子はできているか?
志望動機は確かなものか?
◇ 面接を受ける際のマナー
面接の基本マナーは身についているか?
ビジネスの場でふさわしい服装か?
◆ 面接当日
◇ 会場に到着
15分前には会場に到着する。
静かに待つ。
荷物は自分の足元か、指定された場所に置く。
◇ 受付
学校名、名前と面接を受けに来たことを告げる。
案内していただいた方にお礼、社員とすれ違った場合は軽く会釈する。
◇ 入室
ドアは静かに開ける
入室したら一礼。
用意された席の下座に進む。
「どうぞおかけください」と言われたら「失礼します」と言ってから座る。
◇ 面接
簡潔にわかりやすく答える。
ゆっくり、はきはきと言う。
質問がわからなければ、聞き返す。
◇ 退出
立ち上がって「本日はありがとうございました」とお礼を言う。
ドアの前で「失礼します」と一礼。
ドアを静かに閉める。
※ 面接で想定される質問例
自己PRなど、応募者の「強み・個性」を聞く質問
入社への意欲、志望理由などを聞く質問
適性の有無を確認するための質問
外国人留学生ならではの質問
※ 面接での注意点
しゃべりすぎない
他人の発言に影響されない
言い訳をしない
面接のときの入退室は、参考になる動画がUPされています。そちらも参考にして、動きのイメージをつけておくと良いでしょう。次回、面接形式で異なるポイントをアドバイスします。