留学生は将来のビジョンを考えよう

私自身が20代の頃に立ち戻ると、仕事について長期的に考えていたかというと、さほどそれほどはというのが本音です。新卒で就職したときは、とりあえず就職したというのは否定できません。しかし、あえて留学生に対しては、5年後、10年後を見すえるようにとアドバイスをしています。

母国に帰国した場合

日本での滞在期間が長くなるにつれ、母国とのコネクションがどうしても薄れてしまいます。そうすると、日本での留学や仕事の経験が生かせず、帰国したときの再就職に弊害が出るケースが少なからずあるようです。英語圏へ留学した人よりも、条件の悪いところへ再就職しているという話も聞いたことがあります。”幸せ”は人それぞれの価値観がありますので、収入で推し量ることはできません。でも、日本での留学や仕事の経験をできる限り生かしてほしいと考えています。

入管法を遵守しなければならない

認可された在留資格(ほぼ技術・人文知識・国際業務)の期限内に該当する転職であっても、入国管理局に届け出をすることを推奨されています。どのような書類を提出するのかはここでは述べませんが、届け出をするときに、就職してから短期間での転職であったり、不就労の期間が長引いたりすると、決して良い印象を与えません。

経験を生かすためにはどうしたら良いのかを考える

“入社してからこんなはずではなかった”で転職しようでは、日本人よりもいろいろとマズいんです。就職活動のときに、日本人より将来のビジョンを明確にする必要があるでしょう。私は、”5年間日本で働いたらやめます”よりも、”とりあえず就職してから転職をする”という発言に、きつく指摘するときがあります(自分のことは棚にあげて)。なぜなら、”5年間日本で働いたらやめます”の人の中には、将来のビジョンを熱く語って、日本での経験を生かしてもらえるだろうなという人がいるからです。もちろん、ビジョンは未定なので、そのときどきで変更してください。大事なことは、選択を迫られたときに、自分の選択の軸が明確にあるか。まあ、私を反面教師にしてください。

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