ビジネスの第一歩 電話のかけ方・受け方をマスターしよう

電話を受けるとき

電話が鳴ったら、落ち着いて受話器を取り、会社名と自分の名前を名乗ります。

例:「ありがとうございます。ABC株式会社のリーです。」

相手が名乗ったら、会社名と名前を確認し、「いつもお世話になっております」と一言添えると丁寧です。

例:「XYZ社のキム様ですね。いつもお世話になっております。」

相手が担当者への取次ぎを希望した場合は、「少々お待ちください」と伝えてから確認します。

在席中なら、「XYZ社のキム様からお電話です」と担当者に伝えます。

不在の場合は、「申し訳ありません。ただ今○○は席をはずしております」と状況を説明し、戻る予定を聞きましょう。

例:「何時ごろお戻りになりますでしょうか?」

伝言を受ける場合は、「ご伝言を承ってもよろしいでしょうか?」と丁寧に確認し、内容を復唱して間違いがないようにします。

電話をかけるとき

まず名乗りましょう。

例:「お世話になっております。ABC株式会社のリーと申します。」

次に、今話してもよいタイミングか確認します。

例:「ただ今お時間よろしいでしょうか?」

そのあとで、要件を簡潔に伝えます。ビジネスでは「5W2H」(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうやって・どのくらい)を意識すると、わかりやすく伝えられます。

担当者が不在のときは、伝言をお願いしたり、「あらためてお電話いたします」と伝えるのが一般的です。

電話を終えるとき

電話の最後は、感謝とあいさつを丁寧に伝えます。

例:「ありがとうございました。失礼いたします。」

日本のビジネスマナーでは、基本的に目上の人が先に電話を切るのを待つのが礼儀です。しかし、相手が「お先に失礼します」と言ったり、「どうぞお切りください」と促した場合には、目下の立場でも先に切って問題ありません。状況を見て柔軟に対応しましょう。


電話応対は、日本語の敬語力とマナーが問われる場面ですが、流れを覚えて練習すれば自信がつきます。仕事で信頼を得るためにも、ぜひ繰り返し練習してみてください。

門永 美保

ビジネス日本語講師

日本語教師養成講座420時間修了。2015年4月から現在まで、京都府内大学の留学生を対象としたビジネス日本語の講義で非常勤講師を務めています。

2023年からは日系企業に就職したい・就業している世界中の人へ向けたビジネス日本語のオンラインレッスンを展開。

留学生の就職支援業務の経験もあり、ビジネスマナーも含めたアドバイスを行えます。

外国人・留学生のためのビジネス日本語オンラインレッスン

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〒600-8223 京都府 京都市下京区大黒町 227番地 第2キョートビル402

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