“ガクチカ”=学生時代に力を入れたことは、自己PRの1つと言えます。
自己PRは、はたしてどんな人間なのかを知ってもらうために、普段の自分を見せることが必要でした。「ガクチカ」は、日頃大事にしている価値観や、自分の人生に対しての想い、社会がこうあってほしいという想いのベースを、具体的なエピソードで表すものの1つにすぎません。だから、何かしら成果を上げたことを主張することはさほど重要ではないのです。結果にいたるまでのプロセスの中で、「なぜ、その行動をしたのか」の背景にある動機を明らかにすることの方が必要です。成果や結果と仕事ではなく、行動を起こした人間がどのように仕事をするのだろうかと想像を結びつけることが必要になります。
それでは、何をどう表現したら良いのかと悩むかもしれません。そんなときは、以下の流れでまとめてみたらどうでしょうか。
1 概要 何をやったのか?を言い切る「学生時代は〜することに力を入れました」
2 動機 なぜ、その活動に打ち込んだのか?「私は〜することを大事にしています or 私は〜することは、嫌だったからです」
3 計画 どのように取り組むもうと考えたか?「私は〜をしようと考えました」
4 行動 どのような行動をしたか?「実際に、〜と行動しました」
5 結果 計画・行動の結果、どうなったか?「〜という結果になりました」
6 未来 その経験から何を学び、入社後にはどのように活躍したいのか?「この経験から、〜と考えてります」