メールやチャットでのコミュニケーションは、なぜ難しい?

仕事でメールやチャットを使うと、相手とすぐにやりとりができて便利です。でも、話すときとちがって、気をつけないといけないことがたくさんあります。ここでは、書きことばでコミュニケーションをするときの10の注意点を見ていきましょう。

  1. トーンのバランスがむずかしい

    あいさつや言葉がていねいすぎると、よそよそしく感じることがあります。反対に、カジュアルすぎると、失礼に見えることがあります。ちょうどよいバランスが必要です。

  2. 誤解(ごかい)されることがある

    書いた人と読んだ人の考え方や知っていることがちがうと、言いたいことがうまく伝わらないことがあります。ときどき、意味をまちがえて理解されることもあります。

  3. 相手のリアクションがわからない

    メールやチャットでは、相手のかおや声のトーンが見えません。そのため、うれしいのか、困っているのかなど、本当の気持ちがわかりにくいです。

  4. ニュアンスが伝わりにくい

    メールなどでは、言葉だけで気持ちを伝えます。ですが、「ちょっとがっかり」「少し心配」など、はっきりしない気持ちは伝えにくいです。

  5. 同じ時間・場所にいない

    相手と同じ時間・場所にいないと、すぐに話すことができません。わからないことをすぐに聞いたり、すぐに相談したりするのがむずかしくなります。


  6. 返信がいつ来るかわからない

    メールやチャットでは、すぐに返信が来るとはかぎりません。大事なことや急ぎのことでも、時間がかかってしまうことがあります。

  7. 相手が読むのに時間がかかることがある

    長すぎるメールや、たくさんの情報があるメールは、読む人の負担になります。大事なことが見えにくくなることもあります。

  8. 情報がもれるリスクがある

    メールの送りまちがいや、だれかに見られてしまうことがあります。とくに大事な情報は、気をつけて書くことが大切です。

まとめ

メールやチャットはとても便利ですが、相手にきちんと伝えるためには注意が必要です。上の10のポイントを知っておくと、ビジネスのコミュニケーションがもっとスムーズになります。

門永 美保

ビジネス日本語講師

日本語教師養成講座420時間修了。2015年4月から現在まで、京都府内大学の留学生を対象としたビジネス日本語の講義で非常勤講師を務めています。

2023年からは日系企業に就職したい・就業している世界中の人へ向けたビジネス日本語のオンラインレッスンを展開。

留学生の就職支援業務の経験もあり、ビジネスマナーも含めたアドバイスを行えます。

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