動くのは、いつも自分 ― 主体性とキャリアの話

「あのときのアドバイスがあったから就職できました」 そう言ってくれる方がいると、こちらも本当にうれしくなります。 一方で、なかなか行動に移せず、モヤモヤとした気持ちを抱え続けている方もいらっしゃいます。 今回は、そんなときに起こりがちなパターンを振り返りながら、自分らしくキャリアを築くためのヒントを共有してみたいと思います。


よくある3つのパターンと思考のヒント

1.「すぐに答えがほしい」と思うとき

「何をすればいいですか?」「どこに就職できますか?」
そう聞きたくなること、ありますよね。
ただ、誰かに答えを出してもらったとしても、「これでよかったのかな?」という思いが残ることも。
納得感を持って進むには、自分の中の「どうしたいか」「何が気になるか」を丁寧にたどる時間が、とても大切だったりします。

2.「でも…」が口ぐせになっていないか

誰かのアドバイスに「でも」「だけど」と返したくなるとき。
それは、自分の中にある不安やこだわりの表れかもしれません。
もちろん、すぐに受け入れなくても大丈夫。
ただ、「やらない理由」よりも、「できる可能性」を見つけていけたら、ちょっと景色が変わるかもしれません。

3.「うまくいかないのは、環境のせい?」

がんばっているのに結果が出ないとき、「運が悪い」「まわりのせい」と感じたくなることもあります。
でも、最終的に選んだのは自分――そう思えると、次の一歩が少し見えやすくなるように感じます。
結果を「自分ごと」として受けとめてみると、次に活かせることがきっと見えてきます。

どんな選択にも、自分らしさを
 
これまでのお話に、もし少しでも「自分にも当てはまるかも」と思うことがあれば、
一度、自分の心の声に耳を傾けてみるのもいいかもしれません。

最終的に決めるのは、いつも自分。

他人の意見はヒントとして受け取りながら、自分の価値観に沿って選ぶ。

一歩を踏み出すタイミングは、人それぞれ。

小さくても、自分で選んだ行動が、未来を動かしていく。

どんなキャリアにも「正解」はなく、選びながらつくっていくもの。
だからこそ、「自分はどうしたいか」に目を向ける時間を、少しずつでも持っていけたらいいですね。

門永 美保

ビジネス日本語講師

日本語教師養成講座420時間修了。2015年4月から現在まで、京都府内大学の留学生を対象としたビジネス日本語の講義で非常勤講師を務めています。

2023年からは日系企業に就職したい・就業している世界中の人へ向けたビジネス日本語のオンラインレッスンを展開。

留学生の就職支援業務の経験もあり、ビジネスマナーも含めたアドバイスを行えます。

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