“アドバイスのおかげで、就職できました”と過分な感謝を言ってくれる人ほど、私が何か立派なことをしてあげられたという記憶はありません。逆に、さんざん手を焼かされた人ほど、知らん顔されるか、挙げ句の果てに文句まで言われることもあります。なんとも不思議なものです。前者の人たちに共通した良い点をあげますので、就職活動の参考にしてください。
アドバイスを受けたあとの行動
誰もが、アドバイスを“受ける”というイメージを持っています。ですが、同じようにアドバイスをしていても、両者の行動には違いがあります。前者の人は、私が言ったことを自分なりの方法を見つけ出すきっかけにしているようです。私は“こうすることが正しい”というアドバイスはしませんので、アドバイスを受けた人が決めたり、選んだりしなければなりません。自ら考えて行動しない人にとっては、私は正解を教えない人と感じるのでしょう。
忙しいことをできない言い訳にしない
忙しい中でも、まずは行動に移しています。以前はスケジュールを立てるのが上手い人なのかなと思っていたのですが、誰もがきっちりと計画を立てているわけでもなく、ちょっとしたことを積み重ねて、良い結果に結びつけている人もいます。また、“発表があって忙しいけど、終わったらこの日までになんとかします”と言う人もいて、まず、忙しいことをできなかった言い訳にしません。できることからやってみようという感じです。
私は、自らのキャリアを考えられるよう、本人の頭の中を整理する手助けをしているつもりです。少しでもお役に立てればうれしいかぎりです。