業界とは、企業を産業や商業で分類したものです。
いろいろな分類の仕方がありますが、イメージをもちやすいように、ここでは“モノやサービスを作る業界”、“モノやサービスを動かす業界”、“モノやサービスを売る業界”とざっくりと3つに分けます。
モノを作る業界
自動車・輸送機器、電気機器、電子部品、機械、食料・飲料、鉄鋼、薬品・化粧品、化学・石油、繊維・パルプ、プラントエンジニアリング、住宅・インテリア、土木・建設、農林・水産などなど。
モノを動かす業界
銀行、証券、保険、商社など。
モノを売る業界
百貨店、スーパー、コンビニ、専門店など。
なぜ、業界研究が必要なのと考える人もいるかもしれません。でも、“なぜ、日本で就職するのか”の動機を見つけるには、業界研究は欠かせません。
業界研究を進めていくのに、まず、日本にはどのような業界があるのかを知って、それぞれの業界の動向を見ます。
次に、興味のある業界から業界の現状を調べ、業界内での企業の順位、合併や資本提携などを調べます。ライバル企業を比較しながら進めて、違いを分析気する方法はやり易いのではないでしょうか。また、業界の問題点と今後の予測についても確認し、気になった企業はインターネット等で確認するなど、あらゆるツールを使って、情報を収集します。
社会の中で、業界が一つ一つ独立して存在しているわけではありません。興味のある業界だけでなく、関連のある業界も調べて、業界と業界が縦横につながっている様子も理解しておきます。この業界のつながりを調べるためのキーワードは“バリューチェーン”です。
業界研究は応募する企業を見つけることにつながっていきます。自分なりの方法を見つけて、チャレンジしてください。