留学生が企業選びで考えておいて欲しいこと

11月になりましたね。就職活動の準備は進んでいますか。
日本では、新卒採用(3月卒業で4月入社)に応募する場合、企業の採用活動が一定の時期に集中ので、企業に応募するまでにいろいろと準備が必要とお話ししました。
※ 参考:留学生の就職活動の準備と就活スケジュール
11月頃だと、自分の3年、5年、10年先のキャリアを見据えながら、日本で働くことの位置づけをなんとなく考えられたら良いのかなと思います。こういうと、”日本で経験を積んで帰国します”、”5年で帰国します”、あるいは”定年まで日本で働きます”と断言する人がいます。確かに、一定の期間を定めて、何か目標設定をすることは大切です。しかし、働く期間を明確にすることが、果たして目標設定になるのでしょうか。
これまで、日本の企業は、新卒採用で雇い入れて、入社後に従業員研修をしてきました。まだ、こういった制度をとっている日本の企業が多いのが現状です。しかし、理解しておいて欲しいことは、従業員研修はあくまでも”投資”で、企業は”リターン”を期待しているということです。”経験を積めました”、”帰国します”では、企業は”投資”を回収することができません。だから、”リターン”が見込めない債権は不採用にするわけです。そして志望動機で、”日本の企業では学ぶことができる”と言う人がいますが、これも間違っています。企業は教育の現場を提供しているのではありません。何度も言いますが、日本の企業の従業員研修は”投資”です。だからといって、”定年まで日本で働きます”と、ウソをつく必要もありません。企業に見抜かれます。
模範回答を探すのではなく、自分のキャリアと日本で働くことをしっかり考えてから、そのビジョンにあった企業を選ぶことが必要と私は考えています。そもそも、模範回答はありません。企業と応募者の組み合わせで、いくつもの方法が存在しているだけです。日本の企業の中にも、”就社”にこだわらない企業があります。自分のこれからのキャリアに生かせるような企業で働きませんか。しかし、予定は未定。将来、変わることが前提です。変わったそのときに、もう一度考えれば良いことです。

仕事に活かせるビジネス日本語を身につけましょう!

ビジネス日本語のオンラインレッスンを受ける女性

京都キャリアネットでは、日本企業で働いている・働きたい世界中の人たちへ向けて、ビジネス日本語のオンラインレッスンを行っています。

このような人におすすめのレッスンです

  • 日常会話は問題ないが仕事の話についていけないことがある
  • 入社前に仕事でも通用する日本語を身につけたい

担当するビジネス日本語講師は、留学生の就職支援のプロでもあります。

ビジネス日本語の学習だけでなく、日本独自のビジネスマナーや就職活動についてのアドバイスもお任せください。

お問い合せ