留学生は日本との出会いとこれからを考えよう

留学生の場合、日本(文化など)との出会いを必ずまとめておくことが必要です。最近は、アニメやゲームが多いようですが、そのときにどう思ったかは、ひとりひとり違っているので、その人らしさを表現できているように思います。

かつて、印象深いなと思ったものの一つに、『スラムダンク』をあげた学生のエピソードがあります。アメリカのMBAも大好きと言ってましたが、バスケットボールを始めたきっかは、『スラムダンク』だったとのこと。選手同士の葛藤や、友情について、リアルに描かれているそうですね(残念ながら、私は未読)。日本以外の漫画だと、スーパーヒーローだったり、非現実的なストーリーだったりして、なかなか共感することができなかったんだそうです。

実際に、中学、高校とバスケットボールをして、リアルにチームワークの大切さを身をもって感じたとのこと。まれに、アニメと言っていいんですか?と聞かれますが、回答はさほど重要ではないので、アニメでもいいです。大事なのは、日本との出会ったきっかけが、どのように自分に影響を与えたか(これはやや大げさだけど)、あるいはそのときの日本の印象を説明できるかということです。これもまた、正解はありませんが、一言で終わるのは寂しい。できれば、来日前と来日後の印象を話すことができれば良いですね。

また、過去だけでなく、将来は母国と日本、第3国と日本の間で、どのような役割を果たしていきたいのかを表現することも必要です。過去のことを変えることはできませんが、未来のことは自由に描けるもの。大いに理想を語ってください。
最近は、日本で出版や放映したあと、それぞれの国でもすぐに目にすることができて、タイムラグがなくなってきてますね。

〈参考文献〉

井上 雄彦 『SLAM DUNK(スラムダンク)』1996. 集英社.

 

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